公開日:2018年10月8日/更新日:2022年6月30日
監修:遠藤まなみ(代表カウンセラー)

メールカウンセリングのメリットは大きく5つに分けられます


メールでカウンセラーに精神セラピーやメンタルケア・サポートを受けるメリットはたくさんあります。

 

まず1番のメリットと言えるのが、日本全国どこからでも時間や場所の制約なくメールでのメンタルケア・サポートを受けるのが可能だというメリットと、カウンセラーと直接顔を会わせたり話をしたりせずにメール文章(筆談)のみで相談ができるというメリットです。

 

対面や電話でのカウンセリングではないので、カウンセラーと面と向かって話したり会話したりするという緊張感やストレスもなくリラックスした状態でメールカウンセリングが可能です。

 

クライアントが抱えている様々な悩みや問題を解決するための高度な心理的知識や心理法を活用し、クライアントの状況に合わせたメールによる心理法を用いる術を持ち合わせています。

 

ここではメールカウンセリングのメリットだけでなく、あえてデメリットも紹介していきます。

 

まずは5つのメリットから紹介していきます。

【メリット①】メールだからこそカウンセラーに素直に相談ができる


クライアントが抱えている悩みや問題の内容はもちろん人それぞれ違います。

 

ところがその悩みや問題を自分の身近な人(家族、友達、夫婦、恋人、会社の部下や上司、同僚など)に気軽に相談できるというのはとても少ないのです。

 

しかも身近な人への相談というものは、そのほとんどは結局なんの問題解決もしないままで終わってしまうというケースが非常に多いのが現状です。

 

ではどうしてそうなってしまうのでしょうか?

 

それはあなたが気軽に相談している身近な人は、あなたの話をいくらでも聞いてはくれますが、あなたの問題の根本的な解決方法を知らないからです。

 

だからあなたからの相談を聞いても、問題解決に向けた適切なアドバイスができないのです。

 

そういった点では、問題解決のプロである専門のカウンセラーに素直に相談する方法を選択するのが、早期解決へのベストな判断だと言えるでしょう。

【メリット②】外出せずに自宅でカウンセラーに相談できる


メールカウンセリングは対面カウンセリングのように、現地のカウンセリングルームまで外出する必要がありません。

 

たとえば片道1時間だとすると、往復時間だけで2時間の移動時間が発生してしまうという計算になります。

 

特に日中は会社勤めで忙しい方や勤務時間が不定期(夜勤など)の方は日程を調整するのが難しくなります。

 

そういった点では、自分の生活の中で上手に調整してカウンセラーにメール相談する時間帯を見つけメッセージを作成、送信するだけなので、他のカウンセリング方法に比べて時間的余裕が生まれてきます。

【メリット③】生活のタイミングに合わせた時間の調整がしやすい


メールカウンセリングは、自分のスケジュールや都合に合わせて悩みや問題の相談が可能です。

 

どのような時間帯でも、自分の生活のスケジュールに合わせてメールを作成、送信が可能です。

 

たとえば仕事が夜中に終わるような方でも、深夜の時間帯にメール文章を作成して送信してしまえば、後はカウンセラーからの返信メールを待つだけで済みます。

 

またカウンセラーから返信されたメッセージを何度も読み直すこともできるので、ゆっくりと時間をかけて少しずつ理解していきながら、悩みや問題を解決していきたいという人にはピッタリのカウンセリング方法です。

【メリット④】外出や移動に必要な時間や交通費を抑える事ができる


通常の対面カウンセリングでは、必ずカウンセラーに会う必要があるのでカウンセリングルームまで移動しなくてはなりません。

 

メールカウンセリングなら外出する必要がないので、電車やバス、タクシーといった交通機関を使わなくて済みます。

 

そのため外出に必要な交通費をゼロに抑えることができます。

 

そういったメリットから、遠方にお住いの方でも気兼ねなく活用することが可能です。

【メリット⑤】メールなので緊張せずにリラックスして相談できる


少し前の時代では「カウンセリングを受ける」と聞くと、「心が病んでいる人や精神疾患を抱えた人が受けるもの」という間違ったイメージを持った人も多かったのですが、ここ最近では気軽にメールで悩みや問題を打ち明けるクライアントが増えてきています。

 

これはカウンセリングに対する認知が深まり、心が辛い時はカウンセラーに相談するという考え方が当たり前という時代になったと言えるでしょう。

 

また時代が進み、メールカウンセリングに対する間違った固定概念もなくなりつつあり垣根も下がってきているのも増加の要因と言えます。

デメリットを十分に理解してメールカウンセリングを受けるのがベスト


メリットとは反対にメールカウンセリングを受ける際に起きてしまうデメリットもあります。

 

メリット部分だけに目を向けず、デメリット部分も自分自身でしっかり理解して、メールカウンセリングを受ける判断材料にすることがベストです。

 

それでは続けて1つのデメリットを紹介していきます。

【デメリット①】対面・電話カウンセリングと比べると情報量が少ない


逆にメールカウンセリングのデメリットと言わざるを得ないものもあります。

 

デメリットとしては、対面や電話カウンセリングに比べるとどうしても「情報量が少なくなってしまう」という点です。

 

もちろん文章による相談内容から、クライアントの心理状態や性格を分析するまではできますが、対面や電話カウンセリングと比較すると、やはり文章だけで判断するのがどうしても難しく情報交換速度が大きく変わってきます。

 

また文章でだと情報交換量が少ないことから、多くのやり取りが必要となる必然性があり、問題解決に時間がかかってしまうというデメリットもあります。

 

もちろんメールカウンセリングで十分な効果が出ているケースもたくさんいます。

 

しかしカウンセリングの効果を最大限にしたい場合は、次のステップとして電話カウンセリングに切り替えて、直接カウンセラーに相談していくのが早期解決につながっていきます。

 

メールカウンセリングに慣れてきたら、切り替えるタイミングなどをカウンセラーに相談してみるのがベストな判断と言えるでしょう。

まとめ

メールカウンセリングを受けて心が軽くなり笑顔になった若い女性
心理カウンセリングは、クライアントがカウンセリングルームを訪問し、カウンセラーに直接悩みや問題を相談し話を進めていくのがごく一般的でした。

 

しかし現在では、電話カウンセリングやインターネットによるビデオ通話(オンラインカウンセリング)、その他メッセージのやり取りで進めるメールカウンセリングなど、様々な形態でカウンセリングを受けることが可能になりました。

 

メールカウンセリングは、人前で話をするのが苦手だと感じている人や緊張しやすい人にとっては、とても効率的で大きな効果を期待できるカウンセリング方法です。

 

対面や電話カウンセリングと比較すると、情報交換速度の関係で悩みや問題の解決に時間がかかってしまう場合もありますが、一つひとつのメッセージに重みや深みがあり、しっかりと理解しながら進めていくという点では、メールカウンセリングはベストな選択だと考えられます。

 

メールカウンセリングのメリットやデメリットを十分に理解した上で、今回紹介した5つのメリットと1つのデメリットを参考にして理解を深めていってください。

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