公開日:2018年10月8日/更新日:2022年6月2日
監修:遠藤まなみ(代表カウンセラー)

心理テスト+カウンセラーに相談する1番の効果は性格分析の結果を基にメンタルケア・サポートが受けられること


心理テスト+カウンセリングの1番の効果と言えるのが、電話カウンセリング(対面カウンセリングも可能)を実施する前に心理テストで自分の性格分析ができるという効果です。

 

この心理テストによる性格分析で、カウンセリング前に自分の性格のクセやパターンを知るという効果も期待できますが、もっとも重要なのは「自我状態のバランス」が分かるという点になります。

 

心理テストによる「自我状態のバランス」とは、人それぞれの性格の違いを表しています。

心理テストによって分類できる自我状態の5パターンとは?


実は私たちの自我状態は5つの反応パターンに分類できるというのをご存じでしょうか?

 

では心理テストによって分類できる自我状態の5パターンを簡単に説明していきます。

自我状態パターン①CP(厳しさ)


これは人の心の中にある良心や道徳的観念、またルールや秩序を守ろうとする部分になります。

このCPが強い人は責任感も強く、統率力も高いと言えます。

 

こういうタイプの人がいるとグループもまとまりやすい傾向があります。

 

ところがこのCPの部分が強くなり過ぎると、自分の価値観がすべてだと勘違いし相手に押し付けてしまいます。

 

そして自分の価値観から外れてしまう人を批判したり排除してしまう傾向が強くなります。

よく耳にする機会があると思いますが、「ワンマンタイプ」というのがこういった例になります。

自我状態パターン②NP(優しさ)


これは人の心の中にある受容や共感、また面倒見がいい、寛大な心を表す部分になります。

このNPが強い人は心がとても広く、他人の面倒をよく見る傾向があります。

 

こういったタイプの人は、面倒見のいい優しいお母さんというイメージがぴったりです。

ところがこのNPの部分が強くなり過ぎると、過干渉、過保護になる傾向が強くなります。

 

親が子供に対して、かわいいが故に過干渉や過保護になるというパターンはよくあります。

また「小さな親切、大きなお世話」という言葉がこういった例になります。

自我状態パターン③A(客観性)


これは人の心の中にある、情報を収集したりものごとを理論的、客観的に捉える、また事実に基いて判断を下すといった働きを表す部分になします。

 

このAが強い人は事実を冷静に見極め、計画的にものごとを進めるのが得意な傾向があります。

 

こういったタイプの人は、冷静沈着な裁判官や検事、力強い味方の弁護士というイメージがぴったりです。

 

ところがこのAの部分が強くなり過ぎると、何でもかんでもすべて事実に基づく客観的な考え方なり他人に対しても同じ対応を取るという傾向が強くなります。

 

つまり他人に対して「人情が薄い」「機械人間」「冷たい人」という印象を与える機会が多くなります。

自我状態パターン④FC(素直な感情表現)


これは人の心の中にある欲求や気持ちを素直に表現したり、気分転換をうまく行う部分になります。

このFCが強い人は心が明るく楽しく、自分の気持ちを素直に表現するのが得意な傾向があります。

 

こういったタイプは、表現が豊かで明るく楽しい役者や芸能人というイメージが合います。

 

ところがこのFCが強くなり過ぎると、何でもかんでも自分の気持ちを中心として考え行動してしまい、他人の気持ちを考えなくなる傾向が強くなります。

 

つまり他人に対して「わがまま」「自己中心的」「軽率な人」という印象を与えてしまう場合があります。

自我状態パターン⑤AC(協調性)


これは人の心の中にある、自分の気持ちを抑えて、その場の状況を読み取って(空気を読んで)周囲に合わせるという部分になります。

 

このACが強い人は心が忍耐強く、周囲との協調性に優れています。

 

こういったタイプの人は、我慢強く周りの空気を読めるサラリーマンというイメージがぴったりと合います。

 

ところがこのACが強くなり過ぎると、自分の気持や本音を抑えすぎて過大なストレスを溜め込む傾向が強くなります。

 

それによりうつ病などの発症につながるケースも少なくありません。

 

また他人に対しては「根暗な人」「元気がない」「何を考えているか分からない」という印象を与えてしまう場合があります。

 

 

これら5つのパターンの傾向を点数で表し、それぞれの強い部分と弱い部分を詳しく分析すると、自分の性格のクセやパターンの傾向を導き出す事ができます。

 

心理テスト(交流分析)による性格分析で導き出される性格のクセや考え方は29パターンあると言われていますが、この心理テスト(交流分析)を実施してみると、あなた自身のの性格のクセや考え方を確実に把握する事ができます。

 

この心理テストによって導き出された情報を基にする効果として、通常の電話カウンセリングや対面カウンセリングと比べ、飛躍的な効果を出す事が可能になります。

電話や対面、メールカウンセリングとの違いは事前に自分の性格や考え方の分析ができること


心理テスト+カウンセリングの効果やメリットでも紹介してきましたが、電話カウンセリングや対面カウンセリング、メールカウンセリングとの大きな違いは、カウンセリングをする前に心理テスト(交流分析)で自分の性格分析ができるという点です。

 

心理テスト(交流分析)では、自分の性格を詳細に分析するのと同時に、エゴグラム、ラブエゴグラム、インナーチャイルド、コミュニケーション能力、心の傷などの情報も知り把握ができます。

 

特に心理テストで得た結果は、人間関係で悩んでいる場合に「これから人とどうやって関わっていけば良いか?」という問題に対しても、カウンセリングと組み合わせることで大きな効果を発揮できます。

事前の自我状態分析によって効果の高いカウンセリングが可能


  • 「今とても悩んでいるけど、頭の中がごちゃごちゃしている」
  • 「長い期間悩み苦しんでいて、何をどうしていいか分からない」
  • 「自分を見失っていて、人間関係で身動きが取れなくなっている」

そんな時はカウンセリングを受ける前に心理テストを実施してみると、自分の頭の中にある考えた、ものの捉え方、性格のクセやパターン、周囲の人間関係などをきちんと整理整頓できるようになります。

 

カウンセラーからカウンセリングを受ける際、事前の心理テストによって頭の仲をきちんと整理できているからこそ、効果の高いカウンセリングができるということになります。

 

ぜひ参考にしてみてください。

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