不安障害カウンセリングを受ける女性

こんなことで悩んでいませんか?


不安障害とは、日常生活の中で極度の不安や恐れを感じることが特徴的な精神障害の一つで、社会生活を送ることに対しての恐怖感や身体的不快感が強まり様々な支障が生じてしまう状態を指します。

 

代表的な不安障害の種類を挙げると、下記のように大きく5つに分類されます。

①パニック障害
  • 予期しない状態からの急な恐怖や不安による発作(パニック発作)が特徴。発作自体は数分程度で最高潮に達して、しばらくして何もなかったかのように収まる。
  • 症状としては、動悸や息切れ、胸の痛み、失神するような感覚、現実感の喪失など。
  • パニック発作の記憶から再発を恐れる感情が強まることで、さらなる発作の引き金の原因になるとされている。
②社交不安障害
  • 日常生活での雑談や食事など、他人に見られることを極端に避けるのが特徴。社交場面における脅迫的な恐怖や不安を感じてしまう。
  • 症状としては、人前で話すのが怖い、過度の自己意識、また対人関係に恐れを感じるなど。
  • この障害は、子供の頃から早い段階での経験や育った環境が影響している可能性が高いと言われている。
③強迫性障害
  • 強い不安や恐怖、こだわりなどの不必要な思考(強迫観念)や、それに伴ったやり過ぎともいえる考えや行動(強迫行為)を止めることができないのが特徴。日常生活に大きな支障をきたしてしまう。
  • 症状としては、意味もなく何度も手を洗う、安心できず確認作業の繰り返し、同じことを何度も考えるなど。
  • この障害については、生化学的な異常や脳機能の異常が原因と考えられている。
④全般性不安障害
  • 普段の生活の中での出来事や状況に関して、明確な理由のない漠然とした恐怖を感じ、過度な心配や不安を長期間持続してしまうのが特徴。
  • 症状としては、心配や不安により眠れない(睡眠障害)、何事においても集中することができない。また些細なことで興奮、怒り、大声などの易刺激性(いしげきせい)がある。
  • 原因として、神経伝達物質のバランスの乱れが影響している可能性があると考えられている。
⑤心的外傷後ストレス障害(PTSD)
  • 自分にとってとても衝撃的な出来事(トラウマ)を体験した後、1ヶ月以上の時間が経過しても、その当時の記憶を無意識に思い出す(フラッシュバック)、または夢に見るなどが続く状態。持続的なストレス反応により、日常生活に支障をきたしてしまう。
  • 症状としては、フラッシュバックや悪夢、緊張、イライラ、警戒心が強い、トラウマを避けるための回避行動など。
  • これまでの研究によると、脳のエリア間の接続の乱れが関与していると考えられている。

 

これらの特徴や症状は、一例として学校生活や仕事関係、職場などを含め、個人の日々の生活や人間関係に大きな影響を及ぼすことがあります。

 

心配性な性格、もしくは先行きを考え不安になってしまうということは誰にでもあることです。

 

しかし、不安が強いという理由で眠れなくなる、電車やバスに乗ることができない、仕事に集中できない、多くのミスをしてしまうなどの日常生活や社会生活に支障が出てしまっている場合は、不安障害の可能性を考えてみる必要があります。

 

では不安障害には、具体的にどのようなケースがあるのでしょうか?

 

当ルームがクライアント様からよく頂く不安障害についての相談事例をまとめ、下記に具体例をリスト化して紹介します。

 

あなた自身の日常生活において、または人間関係を含めた社会生活の中で、自分自身に当てはまる項目があるかセルフチェックしてみて下さい。

  1. 人前でのパフォーマンス:人前で何かを発表(仕事でのプレゼン、学校での発表会など)する際に、極度の緊張や恐怖を感じ、顔が赤らんだり手が震えたりしてしまう。
  2. 完璧主義:物事に対して完璧を求める傾向がある。またそれらに対しミスをすると、落ち込み、自分を責め、ミスについて延々とこだわってしまう。
  3. 予期せぬ動悸:日常生活の中で突然の息切れや冷や汗、動悸などを起こしてしまう。数分後には元に戻るが、予期しないタイミングで突然発生する。
  4. 未来への不安:未来は何が起こるか分からないはずなのに、きっと悪いことが起こるのではないか?と考え過度な心配をしてしまう。
  5. 過度な手洗い:自分の手が汚いという強い不安から何時間も手を洗い続けたり、肌荒れしてしまうほど消毒を繰り返してしまう。
  6. 人混みへの苦手意識:混雑や人混みを極端に避け、そのために遠回りをするなど、知らない人との接触に関して恐怖を感じてしまう。他人の目線がとても気になる。
  7. 繰り返し癖:出かける際などに、鍵、ガス、家電などの状態が気になり、何度も確認するなど、特定の行動を繰り返してしまう。
  8. 失敗の想像:日常の些細(ささい)な出来事で、自分が失敗することを想像してしまう。失敗してしまった後は、そのことについて深く考え込み何時間も悩んでしまう。
  9. 睡眠の問題:寝入りの時の不安と恐怖の感情が影響し、寝付きが悪い、夜中に途中で目が覚める、眠りが浅く熟睡感がないといった症状が日常的にある。
  10. 対人恐怖:人と話をしていても、相手の小さな反応やしぐさ、表情などを過度に気にしてしまう。基本的に相手の反応をネガティブに受け止めてしまう。

 

セルフチェックの結果はいかがでしたか?

上記に挙げた事例は、もちろん個人によって差はあります。

 

自分自身が不安障害だと認識しているケース、認識していないケースがありますが、1番の問題となってくるのは、日常生活や社会生活において何かしらの支障やストレスが発生しているか?ということです。

 

つまり、不安障害の人が日々の生活の中で、生き辛さや精神的苦痛を感じ、心身の状態が悪化してしまうことが問題なのです。

 

こういった状況を防止するためには、早い段階での対処やサポートが必要です。

 

もちろん当ルームでは、不安障害に関するあらゆる問題についても幅広く対応しております。

 

不安障害の問題に対する理解と早急な対応が、より健全な未来への第一歩となります。

 

不安障害カウンセリングのサービス概要


不安障害カウンセリングとは、不安障害に関する様々な問題解決のため、カウンセラーとクライアントの1対1で受けて頂くカウンセリングスタイルです。

 

もちろん症状や状況次第で関係する方(ご家族、ご友人、パートナーなど)と一緒に受けて頂くことも可能です。

 

不安障害は本人にしか分からない感情や感覚があり、周囲から理解されにくく多くの場面で誤解や偏見に直面してしまいます。

 

不安障害の人が周囲に誤解され、心が傷つくような言葉を言われてしまうケースもあります。

  • 「いちいち大袈裟に反応するな」
  • 「ちょっとしたことで悩むな」
  • 「人と接するのが苦手なだけでただの人見知り」
  • 「心配性なだけだから大丈夫」
  • 「過去のトラウマなんて忘れろ」
  • 「ネガティブ思考をやめればいい」
  • 「なんでそんなに用心深いの?」
  • 「自分を変えれば良いだけ」

 

日常生活や社会生活の中では何気ない言葉なのかも知れません。

またそれほど厳しい言葉ではないのかも知れません。

 

しかし不安障害の人にとってはは、このような言葉をかけられることで深く傷つき、大きなストレスを感じます。

 

そしてそのような状況になったとしても、相手に自分を理解してもらおうとできずに一人で抱え込んでしまうケースが多くなります。

 

当ルームでは、こういった生き辛さの連鎖を断ち切り、クライアントの明るい未来に向けたポジティブな考え方や捉え方を身に付けることができるよう、精神面に寄り添った形で応えていくカウンセリングサービスを提供しております。

 

基本的には、不安障害に関連したあらゆる悩みや問題についてすべてご相談が可能です。

 

また、これらはとてもデリケートな問題であるため、プライバシー厳守はもちろんのこと、現在の状態や今後の考え方などを詳しくお伺いしたうえで、クライアントにとってどのようなプロセスでの進め方がベストなのかを慎重に見極めて対応していきます。

 

悩みの問題となっている不安障害を乗り越え、楽しくて明るい未来、そして素敵な毎日が訪れるように、カウンセリングを通じて誠心誠意サポートさせて頂きます。

 

不安障害カウンセリングの構造・考え方


不安障害カウンセリングの構造や考え方については、まずはじめに、

  • 自分が不安障害であり、どのような状況に陥っているのか?
  • 自分の抱えている不安障害に対し、どのように考え、どう対処していこうとしているのか?

これらをある程度オープンにして頂いた状態でカウンセリングを進め、クライアントと共に問題解決までのプロセスを慎重に話し合っていきます。

 

ただし、こういった悩みや問題をカウンセラーに相談して頂く際によくあるケースが、

  • 「自分の不安障害を受け入れ認めることが嫌だ」
  • 「自分の不安障害の状況を他人に話すことは苦手だし抵抗がある」

といったものです。

 

もちろん自分自身が抱える悩みや問題を、他人に打ち明けるということに抵抗を感じる人が多いのは事実です。

 

しかし不安障害の症状や周りから受ける偏見、生き辛さを改善していくためには、多くの時間や取り組み、カウンセリングやサポートが必要になります。

 

またどんな人でも、自分の症状を簡単に改善できるものではありません。

 

不安障害の問題を解決させていくには、クライアントに関する詳細な情報(本人の気持ちや考え方、ものごとの受け取り方、性格の傾向、これまでの経験、行動など)をある程度オープンにして頂く必要があります。

 

なぜなら、クライアントの情報を十分に把握できていない状況でカウンセリングを続けたとしても、不安障害における悩みや問題を根本的に解決することが非常に難しくなってしまうからです。

 

そもそも心理カウンセラーは、国家的資格の専門家(医師、臨床心理士など)ではないため、クライアントに対しての絶対的な処方や結論(病名の判断や薬の処方など)を明確に提示できる立場にありません。

 

だからこそ様々な情報を共有し、クライアントの状況をしっかりと理解したうえで、多岐にわたる手厚いメンタルサポートが必要となってくるのです。

 

また不安障害の改善については、クライアントの状況に合わせて様々なアプローチを実施していきます。

 

具体的には、

  1. 露出療法:不安や恐怖を引き起こす原因(人前、目立つこと、場所、状況、トラウマなど)に対して意識的かつ段階的に何度も繰り返し直面させ、脳を慣れさせていく。主にカウンセリング内にてシミュレーションやロールプレイを活用。
  2. 認知再構築:不安や恐怖を引き起こす原因の一つである認知の歪みを特定して修正する。現在の自分の考え方や信念(ネガティブ思考、自信がないなど)に対して認知の再評価(本当にそうなのか?)を行う。
  3. リラクゼーション技法:ディープブリージング(深い、ゆっくりとした呼吸法)や筋弛緩(きんしかん)などのリラクゼーション技法を用いて、自律神経の調整や心拍数の安定を図る。主にメンタルトレーニングにて実施。
  4. マインドフルネス瞑想:今の瞬間瞬間に意識を集中して「ただそのままの自分を受け入れる」という練習を実施。客観的に捉える考え方を身に付け不安や恐怖を克服する。主にメンタルコーチング。
  5. グループセラピー:同じような症状や悩みを持つ人達とのグループセッションを実施。相互のサポートや共感を得ることで、しっかりとした自分を確立する。主に、コミュニケーショントレーニングやコミュニケーションセミナー(月1回開催)。
  6. 生活習慣の見直し:基本としての健康的な生活スタイルを計画、実行する。適切な睡眠、食事、運動習慣を取り入れ、生活の質の向上を目指す。
  7. フィードバックセッション:日常の生活習慣、タスク、予定を明確にし、日々感じたことや考えていることをカウンセラーと共有し、継続的にフィードバックを受け取る。
  8. 家族療法:クライアントの家族が、不安障害への理解を深めるためのサポート方法を学ぶ。家族全体でのサポート体制を築く協力をしてもらう。
  9. 生きる楽しみを見つける:生き辛さの問題を根本的に解決し、嬉しい、楽しい、幸せだと感じる日常を送るためのプラットフォームを提供する。主にコミュニケーションセミナーや心理学セミナー(月1回ずつ開催)、その他イベント(旅行、バーベキューなど)開催。

といった手法をメインに、ベストな方法を組み合わせながら効果的なアプローチを実施していきます。

 

当ルームのカウンセラーが行う不安障害カウンセリングは、これらの問題に対して共感と理解を基本とした形で、クライアントの精神的な癒しとなり、心の支えとなるセラピューティックなカウンセリングを提供しております。

 

そしてクライアントのカウンセラーの信頼関係を深く構築していくことで、不安障害の問題解決が早まり、心も体も元気で健康的な毎日が取り戻せるようになることも可能になります。

 

不安障害カウンセリングを通じて、自分の存在価値を改めて考えて頂き、自分の弱い部分、強い部分、そして未来に向けた新しい考え方や生き方を見つけ出し、今までと違ったポジティブな人生を歩んでいくための精神的なサポートも進めていきます。

 

どんなに小さな悩みや問題でも、あなた自身を苦しめているのだとしたら、自分だけで抱え込んで解決しようとせず、まずは心を落ち着かせて楽な気持ちでお問い合わせください。

 

クライアント様からの相談事例


不安障害において問題になるのは様々なケースがありますが、ここでは不安障害カウンセリングで実際に相談を受けた事例をご紹介します。









 

相談できるカウンセラー

遠藤まなみ(代表)

遠藤まなみ

杉本もゆる

杉本もゆる

 

不安障害カウンセリングの料金


不安障害カウンセリングは、電話、対面、メール、心理テスト+カウンセリングからお選び頂けます。

電話カウンセリング


対面カウンセリング


メールカウンセリング


心理テスト+カウンセリング


 

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