公開日:2017年12月11日/更新日:2022年1月7日
監修:遠藤まなみ(代表カウンセラー)

心理カウンセリングってそもそもどういう意味?


心理カウンセリングって、そもそもどういった意味を持っているのでしょうか?

 

この言葉自体を日本語に翻訳してみると「相談」という意味になります。

つまり心理カウンセリングを日本語に翻訳してみると「心理相談」という意味になります。

 

でも「心理相談」では漠然としていてイメージが湧きませんよね?

 

これらの言葉の概要を簡単に表現すると、「自己の成長や発達を援助する行動」という意味になります。

 

これをもっと分かりやすく表現すると、「より自分らしく、そしてより楽しく毎日を生きていけるようにサポートする」という表現になります。

 

これだとカウンセラーに相談した時のイメージが湧きやすくなりますよね?

日本とアメリカのカウンセリング認知度や考え方の違い


心理カウンセラーに相談するという行為に関して、日本国内では普及しつつありながらもまだまだ認知度は低く、心理カウンセリング最先端のアメリカや欧米諸国と比較しても何十年も遅れを取っているという事実があります。

 

たとえば先進国のアメリカでは、老若男女を問わず日常的にカウンセリングを受けている傾向があります。

 

また誰もが知っているハリウッドの一流俳優やミュージシャンなど、長期ロケやワールドツアーの前には必ずカウンセラーとコンタクトを取り相談や話し合いをするのが普通です。

 

またカウンセラーが長期ロケやワールドツアーにも帯同し、毎日朝と晩にカウンセラーとセッションをするというケースもあります。

 

やはり一流の俳優やミュージシャンといってもひとりの人間です。

時には不安や悩み、恐怖や孤独感を感じる時だって少なくありません。

 

人間であれば誰にだってそういう経験やシチュエーションがあるものです。

 

そんな時心のモヤモヤをカウンセラーに包みなく話して、心の状態をスッキリと整理して、心の悩みや苦しみが大きくなる前に処置しているのです。

 

それは、普段の生活や仕事をはじめとして、心の中にモヤモヤを残した状態で何かに挑んだとしても、最高の結果を導き出すのは不可能であると認識しているからです。

 

実際にアメリカでは、メンタルヘルス治療またはカウンセリングを受ける人が年々増加し、2019年には約4020万人もの人がメンタルヘルス治療またはカウンセリングを受けたと推定されています(下記のグラフを参照)。

Statistic: Number of U.S. adults who received mental health treatment or counseling in the past year from 2002 to 2019 (in millions) | Statista

カウンセラーに相談することでベストのメンタルを維持できる


カウンセラーに相談したり話したりするのは、心が限界になってから行うだけのものではありません。

 

なかなか難しいと思われますが、できるものなら毎日夕方もしくは夜にカウンセラーとセッションする時間を設け、カウンセラーに何でも相談して心の疲れを取るというのが1番の理想と言えます。

 

例えるなら、世界レベルのスポーツ選手が専任のトレーナーを帯同させて、トレーニングや試合の後にマッサージやストレッチをしてもらうのと同じイメージです。

 

カウンセラーからメンタルケアを受け、心の中をオープンにすれば、モヤモヤもした気持ちも軽減できますよね?

 

そうすれば、何においても自分にとってベストの状態で臨めるようになります。

 

そいういった部分も心理カウンセリングの素晴らしい効果のひとつでもあります。

カウンセラーに相談することで得られる効果


カウンセラーに相談することで得られる効果はたくさんありますが、大部分を占めているのが「心や気持ちの部分」に「安心や安らぎ」を得られるという点です。

 

実際にカウンセラーに相談することで得られる効果を以下に紹介します。

  • 気持ちがとても楽になり心に余裕ができた。
  • 精神的にゆとりができて笑顔が増えた。
  • 元気が出てどんな状況にも前向きになれた。
  • 抱えていた問題が解決して心が軽くなった。
  • 苦しんでいた症状が消え毎日が楽しくなった。
  • 問題解決へのヒントになる助言が得られた。
  • 悩みや苦しみの問題に対しての気付きが得られた。
  • もっと早くカウンセラーに相談すればよかった。
  • カウンセラーへの間違った固定観念が変わった。
  • 生きていることが幸せだと感じるようになった。

 

これらのように悩みや問題を解決したと同時に、自分自身に対しての「気付き」を得られるようになります。

 

また今後においての、ものの考え方や捉え方を改善し未来に役立てることができます。

  • 悩みや問題に対してどう捉えていけば良いのか?
  • 悩みや問題に対してどう考えていけば良いのか?
  • 悩みや問題に対してどう取り組んでいけば良いのか?
  • 悩みや問題に対してどう付き合っていけば良いのか?

 

といったように、問題を解決できたと同時に今後の問題を解決する力(考え方)を得られるようになります。

心理カウンセリングは魔法ではないことを理解する


しかし心理カウンセリングは魔法ではありません。

 

カウンセラーが様々な手法を用いてカウンセリングを行ったとしても、クライアントの思うように変身できるというものではないのです。

 

またメンタルケアを受けるだけで、人生が180度変わる事ができると期待し過ぎてしまうのは、残念ながら正しい考え方とは言えません。

 

カウンセラーはクライアントに対して、「こうしましょう」とか「こうすると解決できます」といった具体的なアドバイスはしません。

 

基本的な理念としては、クライアント自身を尊重し、カウンセラーが一緒になり考え方のクセの発見や修正を行っていきます。

 

そして問題解決のために「どうすればよいか?」を共に探りながら見つけ出して、クライアント自身が実行できるようにサポートをしていきます。

 

カウンセラーに相談することで様々な効果を得られますが、クライアントの抱える悩みや問題を解決するのは、あくまで「クライアント自身」なのです。

 

そのお手伝いやサポートをするのが心理カウンセラーの役割なのです。

 

悩みや問題を抱えていて、「カウンセラーに相談してみようかな?」と迷っているあなたにとって、ほんの少しでもお役に立てれば幸いです。

クライアントから心理カウンセラーへの相談事例


人間関係をはじめとした対人関係の問題、またうつ病や依存症、共依存、症候群、障害といった脳が関係する病気、そして恋愛や結婚など、人は様々な心の悩みや問題を抱えています。

 

ここでは、実際にカウンセラーに相談のあった事例をご紹介します。

人間関係で悩んでいる人の相談事例

夫婦関係で悩んでいる人の相談事例

発達障害で悩んでいる人の相談事例

共依存で悩んでいる人の相談事例

依存症で悩んでいる人の相談事例

アスペルガー症候群で悩んでいる人の相談事例

家族問題で悩んでいる人の相談事例

不安障害で悩んでいる人の相談事例

統合失調症で悩んでいる人の相談事例

うつ病で悩んでいる人の相談事例

恋愛問題で悩んでいる人の相談事例